押出成形セメント板・ラムダ
神島化学工業社製押出成形セメント板「ラムダ」は、サイディング材に比べ質感・高級感があり、木造・鉄骨造の建物をコンクリート打放しのような風合いに仕上げることができます。シャープなのに温かみがあるということで、建築家にファンが多く、オートクレープ養生・本実構造・中空形状という優れた特徴により、非住宅の建物に使われることが多い外壁材です。
外壁の他に、かつてブロック・レンガが使われていた地下二重壁・屋上防水保護板にラムダが使われることが多く、今では標準工法になっております。

ラムダ特徴
強度・耐久性
本体を構成するトバモライト結晶が、高強度と高耐久性を実現します。
高強度基材により最高31mの中高層の建物に対応可能です。
下地ピッチは最高1000mに対応可能です。
耐火性
耐火建築物に対応可能です。
個別耐火認定に加え、ロックウール吹付にも対応します。
耐水性
緻密な基材により吸水率が低く、そり、うねりの少ない基材です。
本実仕様は水密性が高く十分な止水効果を発揮します。
耐震性
軽く軽量化した基材により地震時の躯体への負担を軽減します。
ラムダ専用取付金具により建物の層間変位に十分対応可能です。
遮音性
低周波(500Hz以下)も緻密な材質と中空構造により優れた遮音性を発揮します。
意匠性
高性能の基材に高次元の意匠性を実現します。
施工性
中空形状により薄く軽量、人の手での施工が可能な建材です。
実現場の割付に適したサイズにご用意しています。
TOPICS
ラムダの遮音性
<SSボード(遮音床材)>
三菱地所ホーム株式会社と神島化学工業株式会社にて共同開発された「木造建築最高レベルの高性能遮音床」にラムダが利用されています。一般的な木造建築の遮音性能よりも格段に向上した最高レベルの重量衝撃音「LH-45」及び軽量衝撃音「LL-45」を実現し、子どもが飛び跳ねるような大きな衝撃音の大幅低減が可能となりました。
乾式遮音二重床である「SSボード(遮音床材)」は、高密度・高強度・高剛性を有する基材であり、断面の中空形状により、重機を使わずとも人力で回向できる重量まで軽量化されております。
一般的な木造建築で使用できる床構造とし、住宅はもとより非住宅用途、リフォーム工事にも対応可能な汎用性の高い仕様となります。

施工事例:K保育園

子どもの健やかな育ちを支えるための大切な役割を担っている保育園。0歳児から未就学児まで活動する保育園は学年によって1日の活動・リズムが異なります。
今回は2階の保育室内にSSボードを設置。これにより室内を元気に走り回る子ども達の足音を大幅に低減できるお手伝いをさせていただきました。