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| FIELD REPORT 103 設計者からのメッセージ |
| 青森県営住宅平和台団地(青森県青森市) |
| 設計者:カトー建築設計事務所 加藤 彰 氏 |
| 構造:RC造 |
| 外壁:ラムダ15ヨコS |
| 竣工:平成14年 |
| 「結露対策」が最大のテーマとなる北国の住宅にあって、最良の改修効果をもたらすラムダ外断熱構法への注目が集まる。 |
| 私共がラムダを取り入れたのはもう20年くらい前になるでしょうか。 相当長いつきあいになります。 これまで様々な建物に採用させてもらいました。 今回は県営住宅の物件にラムダを使って外断熱改修をする工事に携わったわけですが、あらためて感じたことは、改修して外断熱ができるラムダのメリットは絶対的な強味ではないでしょうか。 軽量なわりには質感もあり、工期も短く居住者にも迷惑をかけない。 今回は五棟手がけたわけですが、来年はさらに五棟を同工法で実施予定です。これまで県の整備事務所のほうでも改修工法には試行錯誤してきました。 ラムダの外断熱構法がコスト面や改修効果の面から確かな評価をいただき、お蔭様でラムダによる外断熱構法は、県営住宅の標準モデルとして位置づけられるまでになりました。 今後もどんどん採用されていくのではないでしょうか。 とくに多雪の北国では、結露対策が一番の問題。内断熱をしても床とのからみから結露が発生してしまう。 換気をするといっても、開け放しで生活するというわけにはいきませんから、どうしてもカビが発生してしまう。 小さいお子さんがいる場合、喘息などシックハウスの問題が出てきます。 健康や環境への配慮を考えると外断熱による結露対策が最大のテーマといえるわけです。 改修工事の場合、サッシをペアガラスにしたり、熱の逃げないLow−Eガラスを取り入れたりしていますが、RC躯体を長期に保護し、もたせるためには外断熱しか手のうちようがないというのが正直な所なんです。 現在は、予算面や建築廃材の面からも簡単に建替えるというわけにもいきません。 そうなるとラムダを使った外断熱ができるリフォームが最適の工法になってくるわけです。 今回、設計面では既存RCとラムダの間の断熱層に通気層を設け、下端から軒天まで空気が抜けるように配慮したつもりです。 排気のダクトなどは外側に延びることからパイプを延長する必要があり、既製品があるかどうか探したのですがタイプによっては特別に製作してもらいました。 ラムダを採用した外断熱改修という事で、結露防止や環境に配慮したつもりですが、断熱材による省エネ効果にも期待するところです。 (ラムダニュース 2003 VOL.74 より抜粋) |